映画

2014年03月08日

「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」

ひさびさに衝撃を受けました・・・。

観たのは2か月くらい前?

当時やってたコマーシャルから

単純に漂流ものサバイバルものと思ってたから余計に。

ネタバレになるといけないんで、詳しくは書けませんが

私はラストで結構ガツンと来ました。(そして感動した)


で、それからずーっと考えてました。

インドからカナダへ航行中の船の事故で漂流することになったパイ少年

と、ベンガルトラ(オランウータン、ハイエナ、シマウマ)。

宗教とおびただしい隠喩
(そういえば、前半のパイの宗教好きの話が流れなんだな。隠喩と気づくのも最後なんだけれども)

結果、上手に表現できませんが

生きていくことは自分への許しなんだなと思いました。

そして、そのために宗教とか科学が必要なのだと。
(そういう風に利用していいんだと)

そういうところに落ち着きました。

とにかく、映画観終わった後、かなり???なところが多くて

混乱してしまいました。

で、いろいろなブログを参考にさせてもらって

なるほどと。

しばイヌ自身が、後々にそうだったのか!と気づかされる作品を好むので

余計にこの映画への満足度が上がったりして。


こちらのレビューがとても参考になりました。

↓↓

ライフ・オブ・パイ考察と感想~作品に込められた隠喩の数々~



映画のテーマも衝撃でしたが

映像の美しさにもやられます。

海難事故につながる荒れ狂った海
(沈んでいく煌々と明かりのついた船)

それとは、真逆の湖のように静寂に包まれた海

発光する海にクジラのダイブ

キレイだと素直に思える場面でした。


原作もぜひ読んでみたいですね。

sibainunohi at 23:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年02月25日

第85回アカデミー賞授賞式

今日はアカデミー賞の日だったのに

ライブで見れなかったー(T_T)

途中から見たけどね。

最近映画あんまり見ないけど、一緒に体感したい病。

しかし、同時通訳だけでは笑えないので(話が分かんない部分だらけ)

夜の吹き替え版みます。


最近はノミネート作品、し、知らないものが多い。

でも、「ライフ・オブ・パイ」とか「リンカーン」、「アルゴ」は観たい。
(wowowで放送されるのを待つ!・・・)

で、驚いたのが

クエンティン・タランティーノの「ジャンゴ 繋がれざる者」が脚本賞をとったこと。

・・・でなくて

タランティーノ監督、「ジャンゴ」とかいうタイトルの伊藤英明が出てる映画に昔出てなかった?
(↑この時点で、この映画のことを知らないのがバレバレ。
調べたら「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」でした)

そのジャンゴとなんかつながりが?

・・・あるわけでなくて、人名みたいですね。

マカロニ・ウエスタンといえば、なのかも。
(知ってる方教えてください!)


そしてそして、大好きな「007」シリーズ、今年で50周年。
(ダニエル・クレイグ、かっこよすぎる)

アデルの「skyfall」、主題歌賞とれた!
(「007」シリーズは、ホント、アカデミー賞に縁がなかったのに)


主演男優賞も、女優賞も、作品賞も、監督賞も・・・特に思い入れがなかったので

結果は、はぁーそうか、でした。
(監督賞を「ライフ・オブ・パイ」がとるとは思わなかったけど)


ダニエル・デイ=ルイスがスピーチで

「本当は鉄の女のマーガレット・サッチャーを演じるはずだった
(リンカーンの話はメリルにあった)」

って、ジョークをプレゼンターのメリル・ストリープにいうのは笑った。


  

sibainunohi at 17:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年02月15日

「男はつらいよ」 さようならおばちゃん

「男はつらいよ」のおばちゃんでおなじみの三崎千恵子さんが亡くなられましたね。

昨年末から1月にかけてWOWOWで全作品一挙放送してて

後半は逃さず見てたんでなんだかしみじみと思います。


そして、満男の恋人役をやった後藤久美子も最近CMでひさびさに登場で

泉(ゴクミの役名)が急に大人っぽくなって・・・って思っちゃったよ。

後藤久美子、相変わらず美しくてびっくり。

同年代の人が、いつまでもきれいなのはうれしいことですね。


結局、寅さんは卑怯な男だよ・・・と思うのは私だけ?

親切で人情に厚くてやさしくて、でも、こっちが好きになったらひょいっと逃げちゃう。

ずるいずるい。

いつも本気で好きというわけじゃないから、引き際が美しい人だったとも言えるのか?

とにかく、惚れてまうやろという魅力満載の人。

周りを固める面々もすてきで

柴又に帰ってきての団欒風景がいいんだよね

寅さんのうわさ話したりして、案じてたり

仲良く話してたと思ったら、結局はつまらない一言からケンカになったり

寅さんの体験談のひとり語りや飛躍しての妄想作り話とかも

そして、マドンナ役でベストなのはやはり浅丘ルリ子さん

「おい、リリー一緒になるか」ってつい言っちゃったところ

(リリーにすぐ断られるけど)なんか泣きそうでした。


ホントにいい映画ですよね。

年明け早々、すごく悲しいことがあったんで、寅さんにはすごくなぐさめられたんです。

満男の質問、たしか「なんで人は生きていくのかな」ってのに寅さんが

「一瞬でも、ああ、生きててよかったなって思う事があるから」

みたいに答えてた事があって本当にそうだよなって思う日々でした。

4月からまた「男はつらいよ」の再放送をやってくれるみたいなんで

今から楽しみです。



sibainunohi at 15:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年10月31日

映画「キャタピラー」

すごい映画ですね。これ。ずーんと気持ちが沈みました。

ずーんと。

整理しきれない気持ちのまま、ネタバレ含みの感想です。


戦地から帰還した夫・久蔵は四肢を亡くし、顔半分がやけただれ、聴力としゃべる能力を失っている。

天皇陛下から勲章をもらい、新聞で軍神とほめたたえられ、村の英雄となりますが

自分では何一つ出来ない夫の介護を押しつけられる妻・シゲ子

食欲と性欲だけは旺盛で・・・ってこれは地獄ですか?ここが戦地ですか?

と思いましたね。

特に、久蔵が帰って来たときの義父と義妹のシゲ子への態度。

「(シゲ子を)里へ返さなくてよかったね」

シゲ子を返そうという話はいつどこから出たのかはわかりません。
(話がすすむと薄々感じられますが)

もちろん、シゲ子には聞こえないように言ったものですが、聞いててゾ~ってしました。

村の人間もうまいこと言って逃げられないようにしてくるし。

こういうの、日本人らしい嫌な行動ですよね。でも、あるよね。

そりゃあ面倒をみなければいけないでしょうよ。嫌でも。夫婦だし。

でも、死ぬまで(何もできない)夫に縛られるという恐怖は・・・。

そりゃあいきなり裸足でかけだして田圃まで逃げちゃうよ。そんな現実すぐには受け止めらんない。


しかし、久蔵の面倒を甲斐甲斐しくする妻の鏡ぶりで、外では褒められ

家の中ではどんどん虐待性を増してくるシゲ子

その上、どうやら出征する前からふたりの関係は複雑だったようで

いじめもじめじめ拍車がかかってます。ときどき正気に返ったみたいに優しくなったり。
(「役立たず」、「産まず女」とののしるDV夫であった。そして今やシゲ子がDV妻)

そして、シゲ子の優位性が増すごとに

久蔵は戦地での非人道的行為(現地の女性をレイプし殺した)に苛まれて行きます。

映画のはじめに挿入されてるそのシーン(途中も何度もでてきます)の女性の姿が

やがて久蔵に変わっていく。

経験が人の目を開くというか、その立場になって初めてわかる事がある。

被害者と加害者、正義と悪、誰でもがどちらにでもなる。という恐怖。残酷性。


「キャタピラー」は英語で芋虫のことなんですってね。

思いっきしアメリカのブルドーザーの会社をイメージしてましたよ。


反戦映画のようですが

戦時中の様子は、ニュース映画の映像や婦人会の防火訓練や竹やり訓練

シゲ子たちの家の食事内容でしかわからないくらいのどかなもの。

夫婦間の葛藤って感じの映画でした。

まぁ、最後の戦死者数とか見たら

どんな理由があっても戦争するなんてバカなことだと思った次第です。


まったく関係ないけれど、この映画の前に「十三人の刺客」をみてて

こんな短い間に四肢を失った人の映像をばーんと見ちゃうなんて・・・と茫然としてしまいましたよ。

sibainunohi at 21:35|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

2011年10月11日

映画「パーマネント野ばら」

西原理恵子原作の映画です。しばイヌの大好きな西原さんの。


高知が港町が舞台で

登場するのは元気がよすぎるおばちゃん、ほとんど狂ってるおんちゃん、男運のない友だちたち。

でも、どんだけ悲惨な境遇もガハハハガハハ笑い飛ばせる人たちが素敵で

全然じめじめしてない。

それよりも、みてるこっちもじわじわきて笑わせてくれます。


出戻りのなおこは母の経営する「パーマネント野ばら」で娘のモモと暮らしています。

離婚したとはいえ、好きな人もいる。

いつも暴力振るう男をつかんじゃうともちゃんよりもまとも。

店の女をくどきまくる夫を車でひいちゃうみっちゃんより

パンチパーマかけに来るおばちゃんたちが「○んこ」の話ばっかりする境遇よりも。

映画見ながら何回「あほか!」って言ったか

でも、みんな好きやなぁと思う。自分に素直で気持ちのええ人たち。

どんな事も笑える、自力で人生を切り開ける強くて心優しい人たち。

ホントにこの映画好きになりました。

西原さんらしい、二段階の攻めに完全にやられましたけどね。

がさつで品なく見えて、裏には素朴で美しいものが隠れてる。

ラストシーンの美しくもせつない笑顔。

もっかい最初っから見なおそう。

sibainunohi at 18:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0)